開発ツールを再インストール ―― Windows 10でPythonとTensorFlowを使う

つや付けて「開発」と言ってみたものの、私が比較的よく使うのはExcel上のVBAだったりするのよね。(Office 365のVBA以外の)開発ツールなんてほとんど使わないし、ほかに手立てがないわけじゃないし。それに、VBAにしたって“比較的よく使う”のであって、全体的にはたまにしか使ってないのよ。
だからね… 開発用のツール類なんて再インストールではなくてアンインストールしてもまったく問題ない説 ^^;
まぁそうなんだよなぁ、ほとんど問題ないのよね。だけどね、ライフワークで ホントたまぁ~に機械学習をやらなきゃならないので、これまた たまぁ~にPythonTensorFlowが必要なのよ。
それにしても… たまぁ~になのにライフワークと言っていいのか問題 ^^;

とにかく、プログラミングは仕事の主軸ではなくて、自分用の・そのとき用のちょっとした道具を作ることが多いから、VBAにしろ Pythonにしろ テキストエディタのマクロにしろ、

あれ? どうやんだっけかなぁ?

ってのから始まるの。プログラミングに限らず、日常的にやってないと なかなか身につかないもんだね。歳もあるかな ^^;

 

アンインストールと再インストール

まぁ、気分転換もあるかな。アップデートもいつしたか思い出せないし。
いやいや、通常はアップデートで済んじゃうのよね、イマドキは。一度インストールしたら、それ以降はオンラインアップデートで済んじゃう。

でもね、今回はGPU版のTensorFlowがらみなのよ。バージョンが0.いくつかのときに使ってたものをそのまんまにしといたんだけど、これを最新のバージョン1.5にして使いたかった。
それを使うにはCUDA Toolkitとそれ用のcuDNNも更新しなきゃならなくて…
さらに、Pythonのディストリビューションの一つAnacondaの最新版には、Pythonを便利に使える機能拡張が盛り込まれたVisual Studio Codeが同梱されるようになって…

こうも重なると、いっそのこと全部アンインストールしてきれいにしてから、TensorFlow 1.5を使えるように一から再インストールしちゃった方が気持ちいいかなと。

 

まずアンインストール

ってことで、古い開発用ツールやライブラリをすべてアンインストール。

Visual Studioについては、インストールしても使わなかったいろんな拡張機能の類いも[コントロール パネル]の[プログラムと機能](あるいは[設定]の[アプリと機能])でコツコツ削除しましたよ。

 

そして再インストール

きっときれいになったことだろうから、今度はGPU版TensorFlow 1.5が動くように再インストール。インストールには、この記事

【2018年度版】TensorFlow 1.5のインストール方法を解説!【Windows 10】

がとても参考になったよ。
私がアップデート、再インストールした順番はこのとおり。

ちょっと時間はかかるけど、エラーで止まるようなこともなく、無事に終了しましたよ (^^)

 

お約束のトラブル

インストールは済んだものの、まぁ、そうそう甘くないっすね (T_T)
当然のようにトラブルに見舞われました。一応、解決した(ように見える)ので、その顛末を書いておきます。

 

JupyterLabが正常起動しない

Anaconda Navigatorを立ち上げてJupyterLabをクリックしても「404 : Not Found」が出ちゃって正常起動してくれない。Jupyter Notebookも使えない。

このトラブルの解決には、

エラー解決:jupyterlabを起動する際に 404 not found

を参考にしました。
まず、condaをアップデートして…

20180222_1_開発ツールの再インストール condaのアップデート

次に、Anacnda Navigatorの[Environments]でJupyterLab関連と思われるものを削除。

20180222_2_開発ツールの再インストール jupyterのアンインストール
20180222_3_開発ツールの再インストール 依存関係にあるパッケージも

そして、Anacnda Navigatorの[Home]でJupyterLabを再インストール。
これでJupyterLabが使えるようになり、Jupyter NotebookでGPU版TensorFlow 1.5も使えるようになりました \(^o^)/

 

Visual Studioで古いPython環境が残ったまま

PythonやTensorFlowはほとんどJupyter Notebook上で使うので、Visual Studio(以下「VS」)ではあんまり作業しないの。それもあって、これは実質的には問題ないんだけど、気持ち悪いよね。

20180223_5_開発ツールの再インストール VS 2015のPython環境

図の「Python 3.5」はアンインストールして実体はないんだけど、古い環境が残ったままになっちゃってるみたい。まっさらきれいにはアンインストールできなかったってことなんだろうなぁ。
さらに残念なことに、この項目は(VS 2015が自動検知したPython環境であるためか)削除できないのよね。なので、再インストールした新しいPythonを使えるように追加したPython環境が「Anaconda」。これをデフォルトのPython環境とすることで問題なく使えました。
まぁ、気分の問題だけど、できれば古い環境は削除したいなぁ ^^;

そこで、VS 2017をインストールすれば、そちらでは気分良く使えるのではと思いついたのよね。GPU版TensorFlowをインストールするにはVS 2015をインストールしておく必要があるけど、それが済んでしまっているいま、VS 2017をインストールしても大丈夫なんじゃないかと。ちなみに、VS 2015とVS 2017は共存できますよ。
で、VS 2017をインストールしてみた結果がこれ。

20180223_6_開発ツールの再インストール VS 2017のPython環境

やっぱり駄目でした (T_T)
図の「Anaconda 4.2.0」と「Python 3.5」が古い環境のもので、「Anaconda 5.1.0」と「Python 3.6 (64-bit)」はVS 2017が自動検知したもの。
うぅ~、なんとか古いPython環境を削除する方法はないものかなぁ ^^;

 

開発環境の再構築が完了

またまた つや付けて「開発環境の再構築」だなんて ^^;

まぁ、どう呼ぶにしても、PythonとGPU版TensorFlowがJupyter Notebookでも Visual Studioでも Visual Studio Codeでも使えるようになって、とっても気分いい \(^o^)/
たまぁ~にしか使わないとはいっても、事前に準備してちゃんと動くようにしておくっていうのは とっても重要ですよね。

トラブったときにはどうなるものかと心配したけど、いまはホッとしているよ (^^)v

 

 

土木屋の私。もういい歳なので、実はプログラミング経験年数は長いの。なんせ、C言語を勉強しはじめた頃は まだK&Rの初版を書店で買えましたからね。初版も第2版も買って読みましたよ。まぁ、やってる期間が長いってだけで 中身はスッカスカだけどね ^^;
で、いまはVBAとPython。どちらも使いやすいですね。

ポケコンBASIC(シャープのポケコン)に始まって、F-BASICFM-77)、N88-BASICPC-9801 VM2)と移っていき… PC-9801 VM2ではN88-BASICのほかに、Borland(ボーランド)のTurbo C、Mircrosoft CやMicrosoft QuickBasicを使っていたよ。
98シリーズでTurbo CやQuickBASICが動いていたなんてなぁ。はじめて買ったCコンパイラはTurbo C 1.5(だっと思う)。ボーランドの日本法人ができる前で、MSA(マイクロソフトウェアアソシエイツ)がローカライズしたものだっけかなぁ。
当時、ボーランドのIDE(統合開発環境)は とても使いやすくて、とても洗練されていたように思うよ。その後、Borland Developer Studio 2006まで買い続けたけど、もうその頃にはMicrosoft Visual Studioが席巻してた。個人利用なら無料で使えたしね。

いかんいかん、昔話はこれくらいにして ^^;
Turbo C 1.5以降、ずっとコンパイラを使っていたのに、いまはインタプリタのVBAとPython。時代が変わったんだなぁ~とシミジミだよ。
シミジミはするんだけど、プログラミングって楽しいね (^^)

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