日本語環境で英語配列キーボードを使う:キーマップ変更(その3)

 
母艦PCとノートPCとで英語配列キーボードを使い始めて2週間ほど。

これまで使用してきた日本語配列キーボードとは記号の配列が異なるのと、英語配列キーボードには日本語変換関連のキーがないことが大きな違いかな。
正確には、日本語変換関連のキーがないわかじゃないのよ。英語配列キーボードの「`(バッククォート)」キーが日本語配列キーボードの「半角/全角 漢字」キーと同じように扱える。つまり、英語配列キーボードで「Alt + `」を押下すると(日本語配列キーボードで「Alt + 半角/全角 漢字」を押下したときと同じように)、日本語IMEのオン/オフが切り替わる。

ただ、頻繁に利用するのに「Alt + `」ってのは押下しにくいし、何より、日本語IMEのオン/オフ切り替えだけじゃ不便なのよね。私が使いたい機能は次の3つ。

  • 日本語IMEオフ
  • 日本語IMEオン
  • 日本語IMEのオン/オフ切り替え(トグル)

この3機能をキーボード設定ツールを使って、どのようなキー配置にするかをいろいろ試してきたわけ。とりあえずこれで良いかな?ってところに落ち着くことができたよ。
 

キーコードの調査

Windowsでのキーボードレイアウトの設定(「英語キーボード」か「日本語キーボード」か)によって、上記3つの機能を割り当てたキーを押下したときの状況を知りたくて調べてみたのよ。
条件は次のとおり。

  • Windows:2種類
     ・ Windows 10(母艦PC)
     ・ Windows 11(ノートPC)
  • Windowsでのキーボードレイアウトの設定:2種類
     ・ 英語キーボード
     ・ 日本語キーボード
  • キーボード:4種類
     ① NuPhy Air96 V2(英語配列)
     ② WOBKEY Rainy 75(英語配列)
     ③ Keychron K10 Pro(日本語配列)
     ④ REALFORCE R3UA31(日本語配列)

これらの条件のすべての組み合わせで、日本語変換関連の機能を割り当てたキーを押下したとき、Windowsがどんなキーコードを受信するかをPowerToysのKeyboard Managerを使って調べたんだけど、その日本語変換関連の機能やキーというのが次の6つ。

  • キーボード設定ツール(VIAREALFORCE CONNECT)による機能の割り当て
     ・無変換
     ・変換
     ・漢字
     ・かな
  • 日本語IMEオン/オフのトグルに関連するキー
     ・半角/全角 漢字
     ・`(バッククォート)

 
ちょっと見にくい・分かりにくいかもだけど、調査結果は次のとおり。


 

キーマップのカスタマイズ

この調査結果をもとに、Air96 V2とRainy 75の(日本語変換関連の)キー割り当てをどうカスタマイズするかを考えたんだけど…

そこそこ悩んで決めたのがコレ。まぁ、すぐ変えちゃう可能性大だけどね ^^;

キーストロークVIAによる
キー割り当て
Keyboard Manager
による再マップ
IMEでのキー設定
右Alt無変換 KC_MHENVK 235 → IME Non-Convert無変換キー → IMEオフ
FN + 右Alt変 換 KC_HENKUndefined → IME Convert変 換キー → IMEオン
FN + Space漢 字 KC_HANJVK 26 → IME Kanji漢 字キー → IMEオン/オフ切替

ちなみに、キーボード最下段中央にある横長のキーが「Space」、その右隣にあるキーが「右Alt」ね。キーマップをフルカスタマイズできる環境では、「右Alt」なんて表現は誤解の元なんだけど、便宜上ね。

で、ちょっと惜しいなぁと思ったのは、VIAによるキー割り当ての「漢字」のところかな。
ホントはね、「FN + Space」を「Alt + `」に割り当てたかったんだけど、Rainy 75ではそれができなかったのよね。なんでだろ? Rainy 75の仕様なのかな? 私のスキル不足かも ^^;

兎にも角にも、これから英語配列キーボードを使っていくにあたって、キーマップのカスタマイズが一段落したのでホッとしているよ。
 

NuPhy Air96 V2

Layer 2

Layer 3

Layer 4

 

WOBKEY Rainy 75

Layer 0

Layer 3

Layer 1

 

PowerToys Keyboard Manager


 

WOBKEY Rainy 75、マジで最高だ!

このキーボードは、フィーリングもサウンドも、わたし的には過去イチで最高なヤツだ。使っていくうちに、スペースバーの音がほんのちょっとだけ気になってきたので、スタビライザーまわりに追加でルブしたけど ^^;

良い音で鳴ってくれるって、こんなに気持ち良いんだなぁ。これを使うまでは、コトコト音とスコスコ音とゴソゴソ音とが良い感じに混ざったHHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列の音が好きだった。でも、いまはRainy 75のカチン・コチン・キチンみたいなClackでノイズのない音の方が好きになっちまったような気がするよ。

HHKB Professional HYBRID Type-Sって出来の良いキーボードなんだなぁとつくづく思うよ。キーボードってスイッチだけではなくて、筐体も含めた全体でフィーリングやサウンドをつくってるんだなぁと。現在の立ち位置は、1軍のベンチ組。日本語配列キーボードだからね。

HHKBと同じスイッチを使っているREALFORCEは、これで2軍落ちかな。その他大勢の段ボール箱の中に片付けちゃったよ。もう使わないかも。
ツールを使っての設定の結果については、REALFORCE CONNECTはVIAよりも良かったと感じてる。こういうところは、日本語配列キーボードを主軸において製品を「ちゃんと作っている」ってことなのかも。

 

 

予約注文したNuPhy Halo96 V2が届くのが楽しみだよ。交換用のスイッチを3種類注文してあるし、準備万端だよ。Rainy 75との比較というか、どちらを常用していくかでいろいろ悩むのが、ホント待ち遠しいよ (^^)

ここまではね、まだ沼にハマってないと思うのよ。お気に入りのキーボード探しをしてるだけ、ちょっとキーキャップやスイッチを交換してるだけ、ちょっと追加でルブしてるだけ、ってだけのことよね。
ただ、いまむちゃくちゃ気になってるのが、qwertykeys neo80っていう(キーキャップとスイッチが付いてない)組み立てキット。

こういうのに手を出してしまうと、もうそこは沼ってことなので、ギリギリのところで我慢してるんだよ ^^;

 

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