Ryzen 7 2700X PCの問題と回避策

新しい自組Windows母艦PCが組み上がって、ゴニョゴニョいじり始めたときに入院することになっちゃったから、この話題は久しぶり。約々一ヶ月ぶりかな。

 
ベンチマークで残っているのは④写真現像⑤動画編集⑥機械学習。ベンチマークと言うより、この三つは例題の実行速度を計っただけなんだけど、これはまた今度にして…

きょうはこの新しい母艦PCで困っていること二つを書こうと思います。サウンド関連(問題①)とCUDAのインストール(問題②)についてです。

20180709_P7090595 旧母艦PCと新母艦PC

 

問題① サウンドまわり

サウンド全般で困ってるってわけじゃなくて、PCで録音するときのトラブルあるある話に(きっと)分類される

こっちのソフトのサウンド出力を あっちのソフトに入力する

 
ってヤツ。

ウェブブラウザの出力音を録音したいときが稀にあるんだけど、これができないの。マイクからの音は録音できるんだけどね。具体的には、Adobe Auditionからは「ステレオ ミキサー」の出力を捉えられず、無音のままなのよ (T_T)
最初のうちは設定をミスってるんだろうと思ってたんだけどね。旧母艦PCではちゃんと録音できていて、その設定をそっくりそのまま新母艦PCにもしてある(ハズだ)から、もう設定ミスではないと思ってるのよね。

20180710_サウンド コントロールパネル サウンド コントロールパネル

もうどうにもならないなぁってところまで煮詰まっちゃってはいるんだけど、この問題には回避策があるのよ。
Windows 10標準機能のゲームDVRを使って、

ウェブページを丸ごと録画しちゃう

 
録画が終わったら できあがったビデオファイル(MP4ファイル)の音をAuditionで編集すればいい。難点は、ゲームDVRを使って録画すると オーディオの音質を192Kbpsまでしか設定できないって制約があること。

20180710_ゲームDVR ゲームDVR

まぁ、それが嫌な場合には、これまで通り 旧母艦PCを使ってAuditionでPCM録音するって手もあるしね。

 

問題② CUDAのインストール

サウンドまわりについては回避策があるのでヨシとするにしても、こっちはちょっと深刻。

GPU版のTensorFlowを使うためにはNVIDIACUDA ToolkitcuDNNをインストールしなければならないのよね。最新のTensorFlow 1.8にはCUDA 9.0とcuDNN 7.0.5 for CUDA 9.0が必要なんだけど、

CUDA 9.0のインストールが ことごとく失敗

 
しちゃうの (T_T)
CUDAのインストーラーはVisual Studio 2015のビルドツール(これも要インストール)を使って、まさにそのPC上でCUDAライブラリをビルドするらしいんだけど、これがうまくいかないのよねぇ。

20180601_CUDA9.0インストール (7) CUDAのインストール(失敗)

旧母艦PCでは正常にインストールできたので、ほぼ間違いなく新母艦PCの問題なんだよね。ビルドツールがインストールできているか、そこへのPathは通っているか、バージョンは間違いないか等をチェックし、いろいろググッても見たけど駄目だったよ。Visual Studioをアンインストールして再インストールしてCUDAのインストールをチャレンジってサイクルを何度やったことか (~_~;)

そもそも、旧母艦PCではあっさりインストールできたし、新母艦PCでも そのやり方をそのまんま踏襲してインストールしてみたわけだから、インストールできないのは やっぱオレ環問題なのかなと。これも煮詰まっちゃってるのよ (T_T)

またまた旧母艦PCではうまくできたのにってことになって、これが

安定・安心のIntelプラットフォーム

 
ってことなんでしょうかねぇ ^^;

このオレ環問題、お勧めはできないけど回避策はあるのよ。
それは、旧母艦PCにCUDAインストーラーでインストールされた全ファイルを 新母艦PCにコピーして、ユーザー環境変数とシステム環境変数を手動で設定するってもの。

20180710_環境変数 環境変数

ただ、IntelプラットフォームでビルドされたライブラリをAMDプラットフォームにコピーして正常実行できるのか?って問題(心配)が残るから、安心して使い続けられるわけじゃないですね。利用規約違反の可能性もあるしね m(._.)m
機械学習のベンチマークテスト(例題の実行時間の測定)をして、すぐにCUDAとcuDNNを削除。TensorFlowもGPU版から通常版に戻したよ ^^;

 

 

Windowsのサウンドまわりは、いったいいつになったら洗練されるんでしょうか? 便利に使えるようになるんでしょうか? と思っている人も少なくないような気がするよ。
それと、Realtekね。実質的に

Realtekのサウンドチップ一択状態

 
ってのも気に入らないのよね。
まぁ、サウンドまわりは 待つしかないよなぁと。半分諦めモードだけどね (~_~;)

それに、CUDAのインストールで嵌まるなんて想定外だったから、かなり凹んでるのよ。原因がよく分からないから気持ちも悪いでしょ。Intelプラットフォームの旧母艦PC(Intel CPU+Intelチップセット搭載マザーボード)ではトラブってないので、もしや このトラブルの原因は

新母艦PCがAMDプラットフォームだから?

 
と考えちゃうのよね。
この問題が解決するか 原因が判明するまでは、GPU版TensorFlowを使いたい向きに Ryzenシステムを勧めることはできないなぁってのが正直な気持ち。あぁ~、すっごく残念だよ (T_T)

とは言え、問題①と②の2点を除けば、総じて満足してるのよ。無駄に(綺麗に)光ってるし、動作がサクサク過ぎて爆速!ってほどじゃないにしても快適だし、消費電力もそんなに高くないし(と思っているだけかも)。
少し無理をしたけど、PCをアップグレードして良かったよ (^^)v